蓮司の誓い 神崎の過去

4/5
前へ
/150ページ
次へ
大学終了後 龍崎「でも蓮司が神崎に対してあんなに怒るなんてなぁ。あの二人にいったい何が……」 神崎「話してやろうか?」 龍崎「……神崎」 神崎「俺達は10年前までは一緒に暮らしていた。しかしあの日、俺達の住む街で、大規模な失踪事件が起きた、あれは、俺の研究が引き起こしたものだ」 龍崎「あの事件の犯人はお前なのか。」 神崎「俺も他の被害者と同じようにミラーワールドに飛ばされた。そこで出会ったのは俺と全く同じ名前の男だった」 龍崎「ミラーワールドに?だったらなぜ、粒子化が起こらないんだ?」 神崎「俺が会った男はなんらかのダメージを負い、おれに自分の力を全て託し、「ライダーバトルを頼む、見届けてくれ、全ての結末を。」と言い残し力尽きた」 龍崎「ちょっと待ってくれ。てことは、5年前の戦いで世界を創造したのはあんただ。ならなぜ、もう一度ライダーバトルを開催した?」 神崎「それはどうでもいい。それより、蓮司が私を憎むのはその事件により、彼の知り合いが全て消えたからだ。私はミラーワールドにいたが、蓮司だけが、現実世界に残りカードを手にした」 龍崎「ダークウィングのカードか?」 神崎「あぁ。」 龍崎「なら、話さないほうがいいか?」 神崎「いや、話してくれ。 そして、二人にこいつを託しておく」 それは真っ黒なカードだった 龍崎「こいつは?」 神崎「ある条件下によって解放される。しかし、その条件はライダーによって違う。もう一枚を蓮司に渡してくれ。あと、すまなかったと、伝えてくれ」 龍崎「わかったよ」
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加