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大学終了後
龍崎「でも蓮司が神崎に対してあんなに怒るなんてなぁ。あの二人にいったい何が……」
神崎「話してやろうか?」
龍崎「……神崎」
神崎「俺達は10年前までは一緒に暮らしていた。しかしあの日、俺達の住む街で、大規模な失踪事件が起きた、あれは、俺の研究が引き起こしたものだ」
龍崎「あの事件の犯人はお前なのか。」
神崎「俺も他の被害者と同じようにミラーワールドに飛ばされた。そこで出会ったのは俺と全く同じ名前の男だった」
龍崎「ミラーワールドに?だったらなぜ、粒子化が起こらないんだ?」
神崎「俺が会った男はなんらかのダメージを負い、おれに自分の力を全て託し、「ライダーバトルを頼む、見届けてくれ、全ての結末を。」と言い残し力尽きた」
龍崎「ちょっと待ってくれ。てことは、5年前の戦いで世界を創造したのはあんただ。ならなぜ、もう一度ライダーバトルを開催した?」
神崎「それはどうでもいい。それより、蓮司が私を憎むのはその事件により、彼の知り合いが全て消えたからだ。私はミラーワールドにいたが、蓮司だけが、現実世界に残りカードを手にした」
龍崎「ダークウィングのカードか?」
神崎「あぁ。」
龍崎「なら、話さないほうがいいか?」
神崎「いや、話してくれ。
そして、二人にこいつを託しておく」
それは真っ黒なカードだった
龍崎「こいつは?」
神崎「ある条件下によって解放される。しかし、その条件はライダーによって違う。もう一枚を蓮司に渡してくれ。あと、すまなかったと、伝えてくれ」
龍崎「わかったよ」
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