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ある日、いつものように三時のおやつを持ってきた時だった
コンッ、コンッ…
「フローリアン、おやつの時間ですよ」
ドアをノックしても、声をかけても…
中から返事は返ってこない
まさかと思い中に入ってみると…
「またですか、フローリアン…」
彼の姿はそこには無く、あるのは窓から延びた一本の縄
「全く…、あの脱走癖はどうにかならないでしょうか…」
僕は軽く溜め息をつきながらも、彼を探す為に隣の国へ出かけた…
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