第三章

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ある日、いつものように三時のおやつを持ってきた時だった コンッ、コンッ… 「フローリアン、おやつの時間ですよ」 ドアをノックしても、声をかけても… 中から返事は返ってこない まさかと思い中に入ってみると… 「またですか、フローリアン…」 彼の姿はそこには無く、あるのは窓から延びた一本の縄 「全く…、あの脱走癖はどうにかならないでしょうか…」 僕は軽く溜め息をつきながらも、彼を探す為に隣の国へ出かけた…
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