きっかけ

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3月、入学式のため生徒会の集まりに参加した日の帰り、サッカー部のグラウンドから 「竜也~。俺達は先にあがるぞ~。」 声の主は笹木くんだった。 彼とは、一年生の時クラスメイトだったため、すぐにわかった。 竜「あっ、はい。お疲れ様でした。」 竜也と呼ばれた子は、新入生らしく、まだ練習するようだった。 100mダッシュを何本も シュート練習を何回も ストレッチや道具の手入れを 楽しそうに 真剣に取り組む"アナタ"を、私は時間を忘れて眺めていた。
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