プロローグ

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――影井 秀 その少年は数奇な運命を持っていた。 ただの中学生に過ぎなかった彼は、突如現れた光に包まれて異世界へと飛ばされる。 そこは、三つの大国が互いに争っている世界、アルケミア。 少年はその大国同士が争う戦場の中へと降り立った。 いきなり目の前に広がる戦場。 状況が全く分からない少年はただその場に身を潜めるしかなかった。 その戦場で少年はアスランという男に出会う。彼は大国の一つ、カルディナの魔法騎士団長としてこの戦場に来ていた。 アスランにこの場にいる理由を聞かれ、必死で事情を説明する少年。 アスランも初めは半信半疑だったが、少年の身なりやアルケミアにない物を持っていたことから、納得してくれた。 その後、少年はアスランに保護され、一緒に暮らすこととなった。
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