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「剣竜家奥義居合い一文字斬り。」
刀牙は刀を鞘に納めながら言うと上着のポケットから法螺貝の吹く音が聞こえてきた。
「携帯か。冥一だな。」
刀牙はポケットから携帯を取り出し携帯にでる。
「冥一。どうだ?何か分かったか?」
【一応な。三下妖怪達から聞いたがこの町に力の強い妖怪がいるらしい。」
「三下妖怪達がそいつを喰うか。逆に喰われそうだな。」
刀牙がそう言うと冥一は
【いや。そいつは今は力が使えないらしい。力が使えないなら三下妖怪でも・・・】
「喰えるという訳か。冥一。とりあえず俺達もその妖怪を探すぞ。奴等の渡すわけにいかんしな。」
【分かった。じゃあいつもの場所で一旦集まろう。1人より2人のほうが探しやすい。】
「あぁ。分かった。」
刀牙はそう言うと携帯をきり眼帯をつけ直しビルからビルへ飛び移りながらいつもの場所に向かって行くのであった。
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