第7話

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秋田の愛撫は、いつも優しい。 壊れ物に触れるかの様に、慈しみながら自分を愛してくれる。 彼の手は、暖かい。 でも今は、酷く冷たかった。 手が、ではない。 空気、視線、感情…言葉では説明できない全てが。 「やだ…」 誰か、知らない人に触れられているようで気味が悪い。 肌が粟立ち、全身が彼を拒絶する。 「やだっ!」 抵抗しかけた次の瞬間、そっと触れられていた胸の突起が捻り上げられた。 「ぃあぁ!」 痛みと快楽が、同時に白藤を襲う。 雄がピクリと反応し、先走りがとろりと零れた。 「薬が効いてきたのかな?気持ちよくなってきた?」 零れた蜜を指で掬って、雄の先端な塗り付ける。 「ひぁっ…先、やだぁっ…」 敏感な先端を攻められ、声が上ずる。 身体が熱い。 「気持ちいいんだろ?あぁ、痛い方がいい?」 雄をぎゅっと握ると、細い腰がびくりと跳ねた。
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