第2話
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「好きに使ってよ。」 「あは…はははは…」 乾いた笑いを隠しきれないまま、それを受け取る。 いつも持ち歩いているのか、とかそんなごちゃごちゃした中身の鞄から出てくるのか、とか言っては行けない事をその奥に隠して。 「で、いつ使うの?」 「は?あ、えーっと…」 そこまで考えてはいない。 と言うか、そこまで言わなければならないのか。 「まぁ、いいよ。楽しんで。」 友人の激励を背に、秋田は作戦を練りはじめた。
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