貴方しか(瑠×黄/シリアス)

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    その合図はただ目が合うだけ。           「‥ゾジ夫」     少し低めで、ぼそりと喋る貴方の声が好き。           どんなに乱暴に扱われても、どんなに罵声を浴びせられても、貴方が好き。           ただ抱き締めてくれる腕が何処か優しかったから。 期待…したかった。         いつからだろうな、貴方の身体に染み付いた知らない香り。         誰かに付けられたであろう、紅い印。
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