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一時間ほどワインと食事を楽しんだ後、バーボンのはいったグラスを寛に渡すと亜紀はシャワーを浴びた。
シャワーからあがると、寛がいる時にしか着ないコットン素材のガウンを羽織った。どうせすぐ脱がされるのに高価なレースの下着もつけている。
亜紀は自分の体に寛が飽きるのが怖かった。
会ったこともない寛の妻に少しでも勝ちたかった。
亜紀が寛の側にいくとどちらからともなくキスをし、ほどなく甘い快感が亜紀を襲った。
今までこんなに体の相性がいい男とは出会ったことがない。回数を重ねれば重ねるほど快感を増して行く。決して激しいわけではないが、静かな幸福感につつまれる。この幸福感のせいで、亜紀はさらに寛を手放せなくなっていた。
情事が終わると、寛はベッドに腰掛けタバコに火をつけた。亜紀は寛の背中に寄りそい、余韻を楽しんでいた。
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