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その日の夜、帰ってきた詩織に内定をもらった事を告げ、軽目の祝いをかね外食へ。
あれよあれよとゆう間に時間は過ぎとうとう初出勤日がやってきた。
面接の時に走った道を、同じように他府県ナンバーの車を走らせながら進む俺。
やっぱり自己紹介とか笑いとった方がええんやろか…笑
などと得意の独り言をブツブツ。
あっという間に会社に着いた。
何を言っても初入社日。大事なのは第一印象!と思ってはいても実は俺、初対面の人に人見知りこそしないものの、相手の内面がわかるまで壁を作る癖があった。
まぁ挨拶はちゃんとしよかな…
会社地下の駐車場に車を停め事務所へ入った。
俺「おはよーございます。今日からよろしくお願いします」
上げた視線の先には女二人に、でかくて馬面の顔の男が一人。
うまづらが俺に言った。
「車、関西ナンバーやけど関西出身?」
うなずく俺に続けてうまづらがこう言う。
「俺も関西におった!どこらへんにおったん?」
答えないわけにもいかず…
○○です。と俺が答えると、うまづらの後ろで女二人が口を開いた。
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