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「藤堂祐樹(トウドウユウキ)です。よろしく。」
そいつはそう言ってちらりと一瞬僕を見た。
こいつは小等部からの付き合いだがこいつだけは俺の秘密を知っている。
だからこそ色々協力して貰ってるけどな。
「聖優子です。皆さん宜しくお願いします。」
そう言ってにっこり微笑んだお嬢様。
(あ。まずい。又もお嬢様の笑顔に魅せられた奴が増えた。)
そう。お嬢様は自分で自覚してないけれど大層な美形なのだ。
だからこそ苦労するんだよな。
邪な思いを抱く輩の多い事。
全部俺と祐樹で潰してるがな。
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