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お嬢様が頷いたのを確認して僕は自分の部屋に行き執事服に着替えお嬢様に1礼してから部屋を飛び出した。
もちろん鍵は厳重に掛けてある。
ここは最上階の特別室なので他の誰も来ない。
友人以外はね。
中条様と藤堂には指輪を渡してある。
そいつに組み込まれたビーコンがトラップを作動させない。
俺はそのまま手近の窓から飛び出した。
此処は最上階だから地上まで40メートル以上ある。
まあ普通即死だよな。
だが。俺はフワリと地上に降り立った。
立ち上がった俺は既に姿を変えていた。
元は黒髪に黒い瞳の幼い様相の男の子だが今は長い茶色の髪に茶色の瞳の170位の普通の男子生徒にしか見えない。
もちろん制服着用だ。
俺は飄々と歩いて先程のお嬢様に絡んでいた男子生徒たちを見つけた。
というかこういう輩って何故か大抵同じ場所にいるんだよな。
体育館の裏とか倉庫、空き教室とか屋上とか・・・・・・
判りやす過ぎだろ。
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