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翌朝いつものようにお嬢様の支度をする僕。
昨夜は学園のお嬢様の席の近くに色々細工をしてきた。
おかげであまり眠れていない。
まあ。大した事ではない。
いつものように中条様がお迎えに来られて一緒に登校。
教室に着いて席に着いた。
皆教科書や問題集とにらめっこしていた。
お嬢様は静かに席に着かれると静かに本を取り出し読み始めた。
僕は席に着き影を残すと窓から一瞬にして屋上にいた。
俺はポケットに手を入れた状態で屋上のフェンスの上に立っていた。
ポケットから手を出した俺の手は小さな鉄の玉を数個握っていた。
昨日先生に見つかったかもしれないのも実はこれなんだよな。
俺は数個を指で弾いた。
所謂指弾って奴だ。
直ぐにあちこちに悲鳴が上がった。
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