僕は執事

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僕は大きなため息をついた。 (相変わらず多いな。お嬢様を狙う奴。最近は俺の存在を確認したくてやってるらしいし。俺は・・・・・お嬢様の為にだけ存在してるんだ。他の奴らなど知るものか) 僕は無言で前方で挨拶をする学園長を見つめた。 ちょうどその時挨拶を終わり学園長の挨拶が終わり司会者が言った。 「新入生代表聖優子」 「はい。」 お嬢様が立ち上がり舞台へ上がりマイクの前に立った。 その瞬間僕は又も影になった。 俺はある教師の後ろにいた。 教師は慌てるように手元の小さなボタンを押し続けていた。 俺はその教師を掴むと一瞬に外に連れ出した。
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