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ゆっくりと上にあがってくる
突然足音がとまった
俺の部屋の前か?
だがすぐにドアが開く音がしてさっきの気配もなくなった
コンコンッ
『遥?入るぞ』
返事は無かったけどドアのぶに手をかけた
「入ってこないで!」
ドス
その声が聞こえたと同時に顔に何かがぶつかった
『痛っ!何すん・・・泣いてんのか?』
目を開けると涙目になった女が目の前に立っていた
おかしいなぁ
クッションが目にあたったせいかな
目の前にいるのは
‘妹’じゃなくて
“女”に見えるのは
『はる「私は!!」
遥の声で俺の声は掻き消された
「私は・・お兄ちゃんのことが好き・・・・兄妹として・・じゃなく」
ぃ、今なんて?
遥が俺のことを・・・・兄妹としてじゃなく
やばい 顔がにやける
「だけど!!」
だけど・・・・?
「だけど・・こんな気持ちおかしいよ。私たち兄妹なのに」
遥に触れようとする手がとまった
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