夏恋

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“兄妹なのに” その言葉で俺は夢から引きずり出されたようだった 「だから・ンッンー」 それ以上言うんじゃねぇ 無理矢理遥の口を塞いだ 食らいついて食らいつい食べてしまうくらいに 「はるかー、なつきー帰ってるの?」 母さんが帰ってきた 「ぉ、お兄ちゃん!ママが『うるせぇ』 強く抱きしめた 頼む 今だけは邪魔しないでくれ そのまま遥をベッドに倒した 「おにい『夏輝だ』 「えっ?」 『夏輝って呼べ。』 突然遥の顔がピンク色に染まる ドクン やばい かわいい 『ねぇ、遥のこと食べていい?』 「えっ!?たっ食べてもおいしくないよ!」 プハハハハ やっぱりコイツ 『おやすみ』 遥の頭を撫でて部屋からでた バタン 『はぁはぁー』 いっきに力が抜けた やっとわかったよ もう抑えられない 俺は遥を愛してる 一人の女として さっき夢から引きずり出されたって思った だけど違ったよ 神様 もう少し時間をください 罰ならあとでいくらでも俺がうけます だからもう少しだけ-----
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