夏恋

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学校について最初に遥のクラスに向かった 確かあいつは・・ここだよな? 教室を覗く 「先輩!どうしたんですか?」 突然声をかけられて振り返ると 『誰?』 なんか見覚えあんだけどな 誰だっけ 「千鶴です!野村千鶴!」 野村千鶴? ・・・・・・あぁ! 『ちーちゃん?』 「そうです!」 そういへば遥ちーちゃんと同じクラスだって騒いでたっけ あっ、そうだ遥 『遥知らない?』 「ちょっと待っててください、遥ー先輩来てるよ!」 ちーちゃんの声のあとたまっている女子の集団からひょっこりひとつ頭がでてきた 「お兄ちゃん!?」 遥だった あんな集団にいたらわかるはずないわ こいつチビだし 「どうしたの!?」 どうしたのじゃねぇだろ 『ほら』 遥に弁当を差し出す 「忘れてた!ありがえっ?」 差し出した弁当を引き寄せる 「届けてくれたんじゃないの?」 きょとんとした顔で俺をみる 弁当渡すのやっぱやめた 『欲しかったら昼休み屋上にこい、じゃぁな』 そういって教室に戻った
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