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‐遥side‐
もう!なんなのよ
お兄ちゃんのいじわる
「ねぇ遥!今の遥のお兄ちゃん?」
お兄ちゃんが教室に帰ったあと私の周りに女の子たちが集まった
『そうだけど?』
「すっごい格好いいね!いいな~」
『そ、そんなことないって!』
なんか私焦ってる?
焦るというより嫉妬
かなぁ
みんなにお兄ちゃん見せたくなかったな
「遥、どうしたの?顔恐いよ?」
ちーちゃんに言われてハッとなった
『何でもないよ!』
確かにちょっと自分の顔恐かったかも
・・・・・・・・私
これでいいのかなぁ
昨日お兄ちゃんが好きって認めてしまった
でも好きになっちゃいけないってわかってるから大野君と付き合おうって思った
なのにお兄ちゃんが抱きしめるから・・
だから私お兄ちゃんを選ぶよ?
あの言葉を信じて
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