夏恋

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‐昼休み‐ 『ごめん、お兄ちゃんから弁当奪いかえしてくるから先食べてて』 「わかった!いってらっしゃい」 そして屋上に向かう まだ来てないみたい 壁に寄り掛かって座った なんか眠たくなってきちゃった ・・・・・・・・ ん? 『お兄ちゃん!?』 目を開けると顔の真ん前にお兄ちゃんがいた 私寝てた!? 「ほら」 目の前にお弁当が突き出された あっ、そうだ お弁当貰いにきたんだった 『ありがとえっ?』 朝と同じようにお弁当に手を伸ばしても届かなかった 『返してっ!キャッ』 なっなに!? いきなり手を引っ張られて私の体がお兄ちゃんの腕の中に収まった 『ちょっと離してよ!』 抵抗してみても腕が緩むことはなかった むしろ強くなっていく
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