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1日に、ぐちゃぐちゃお節料理も
食べ終わって、
1月2日。
もちつきの日だった。
子供たちをぎゅうづめに乗せて
タイヤにチェーンをつけた
キャンプのハイエースは、
ごとごととすごい音をさせながら
A岳分校の校舎に向かって、
雪道を進んだ。
『***に会える!』
梨良は、クラスメイトの名前を
嬉しそうに言った。
『めんどくさい』
和馬が言うのを、
『餅が食えるぞ』
と、雄也くんが
優しくたしなめた。
ふたりは、いつ
仲直りをしたんだろう。
私は、
ふたりは仲直りを
していない気がした。
いまとなっては、
そういうモヤモヤは
どこにでもあるのに、
その時の私は、
仲直りをしないまま
普通に話すなんて
信じられなかった。
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