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年下の子たちが
和馬のひとことに傷ついた時
思わずひっぱたいていた
雄也くんの思いは、
いまの私には
よくわかる。
どうしていいかわからないまま
雄也くんが和馬に謝ったことで
傷ついたことが
申し訳ないような
気持ちになる。
いまの私は、
当時の雄也くんと同じように、
年下の子を
本当に大事にできるだろうか…
血も繋がっていない、
面倒ばかりかける、
年下の子のために、
あんなにできるだろうか…
小さかった私は
ただ、雄也くんに
抱きしめられて
心から安心していた。
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