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生まれて初めて、風邪を引いてしまった。
・・・何だってこんな真夏に風邪なんか。夏風邪は馬鹿しかひかないって話、あたしは軽く信じてた。
当然、あたしは天才だから(←をい)ひくはずないと思っていた。のに。ひいちゃった・・・;
「あたしって馬鹿なのかしら;」
だとしたらめちゃ悲しーわね;でも。あたし考えてみたら最近テストの点数下がって来ちゃったのよね・・・つまり。つまり、よ?
馬鹿になったって事かしら・・・?
「あぅ゙・・・ぐるびぃ・・・」
あたしは色んな事を考えすぎたもんだから頭がぐらぐら。もーダメ。死ぬるっ!!←※ただの夏風邪です。
--ピンポーーン・・・--
あ・・・だ、誰か来てくれたみたい・・・助かった。
とにかく何か食べるものを作らせよう・・・栄養取らないと・・・更に風邪を拗らせちゃうわ。
「だれ゙・・・?」
どたどたどたどたどた!!!
う。なんだかとてつもなく嫌ぁな予感がしてきたわ・・・!!!
「ミオさんっ!!!!」
「ぐ、ぐれんっっ・・・;」
扉を横に真っ二つに割って現れたのは(自称)あたしの彼氏のグレンだった。
な、なんか切羽詰まってる顔してるよ、をひ。
「あ、あぁぁあ!どうしましょう!と、とりあえず何をすれば良いでしょうか!?」
なら。
取り敢えずおちつけ。
「こ、凍り枕にアイスノンにお薬を・・・」
「ま、まずお粥でも作って・・・栄養取らぜでよ゙・・」
「はい!!;待っていてくださいっ!」
・・・・大丈夫かしら・・・
なんだかあそこまで慌てているグレンを見るの初めてかも・・・可愛い///
しばらくして、土鍋を持ったグレンが部屋に戻ってきた。
「ミオさんっ、出来ましたよ♪♪」
「あ、ありがと」
ちょこんとグレンはあたしのベットの横に正座をする
「起きれますか?」
「ん。何とか」
あたしはゆっくり起き上がる
グレンはその間ずっと心配そうにあたしを見ていてくれた。恥ずかしいよ//
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