孤独の代償

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嘘つきなシンデレラ 舞踏会には間に合わずお姉さん達にも棄てられた 手に入れたものは孤独のみ 「ミオー!ミオ、いるんだろう!?」 真っ黒な筒状の建物を見上げながら、イーザはひたすらにミオの名前を呼ぶが、応答はない。 「魔法を跳ね返し、如何なる物質攻撃にも耐えるなんて・・・」 アイラは愕然とした表情で小さく呟いた。 建物には幾重もの魔法決壊が張られ、近寄れなかった。もちろん、魔法で壊すことも考えた。・・・が、どんなに強力な魔法を唱えたところで、忌ま忌ましい建物に傷が付くことは無かった。 ・
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