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「松下さん!?何言ってるの!私なら此処にっ」
いくら何でも、ふざけ過ぎてる
そう思った私は、人混みを必死に掻き分け、中心に駆け寄った・・・・つもりだった
!!!
何故か人に、触ったはずなのに触った感覚がない
なんだろう
まるで自分の体を誰かが、すり抜けていくみたい
不審に思った私は、近くにいた男性の肩に触れる
だが、その行動も虚しく、自分の手が男性の肩を貫通していく
!!!
何で・・・
これじゃまるで、幽霊じゃない
『だから貴女、死んでるんですよ』
脳裏に、ついさっき言われたような気がする言葉がよぎる
そんな、まさか・・・!!
私は、倒れている少女の元へ駆け寄った
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