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な・・・んで・・・・?
私は倒れている少女の顔を見ると、その場にへなへなと座り込んだ
少女の顔は紛れも無く、“私"だった
!!!!!!
その瞬間、脳内を走馬灯のように記憶が駆け巡った
・・そうだ。私は、学校からの帰り道に信号無視の車にひかれて・・・
大きく動揺する気持ちを抑えながらも、倒れている“私"に目をやると、不思議なことに、苦痛を感じた様子もなく穏やかに眠っているように見えた
だか、ピクリとも動かない青白い体を見ると、既に命はないのだろう
私の足は、自然と“私"の元へと動いていった
死んではいるが、この世に存在する‘私’ともう既にこの世の者ではない‘私’
私はその手で、死んだ‘私’の頬を撫でた
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