0、3

1/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ

0、3

気が付いたときには保健室に向かって走っていた。 まだ完治しきっていない傷が疼いたが我慢した。 先生が泣いてた… 一体なんで―― 「先生!」 荒立たしくドアが開いたのに驚いたのか、先生は目を見張ってオレを見た。 保健室はクーラーが効いていてとても涼しかった。 「どーしたの限理くん。そんなに息切らして。」 『っ、先生が泣いてたの…見えて……っ』
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!