守護者の力

2/10
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
チュンチュン… ん…鳥…鳴いてる… …朝…かな …起きなきゃ…でも… 眠たーい… あとちょっと寝よ… 「……スター…」 誰かの声が聞こえるけど…まぁいっか… 「マ……スタ」 ますた? 私、桐生だし呼ばれてるの私じゃないよね 「マスター…起きてください」 色っぽい声だなあ…なんか聞いたことあるような声 …………………………………… ?! 「き…キャアアァァァ!!!」 ズリッ ゴン 「痛あっ!!」 「マッマスター?! だっ大丈夫ですか?!」 「うぅ…痛たたた…」 あろうことか高校生にもなってベッドから落ちて頭を強打してしまった 「すみませんマスター…驚かせるつもりはなかったんですが…」 そう言いながらレイルは私を抱きおこしてくれた 「っ?!」 朝からとっても心臓に悪い 「改めましておはようございますマスター。今日もとても可愛らしいです」 本当に心臓に悪い 「……………………ムカつく」ボソッ 「?どうかなさいましたかマスター?朝食は出来ているそうですよ」 にこやかにレイルは言う 「………………………」 「マスター?」 だいたいレイルのこの整いすぎた顔がまず悪いのだ こんな美少年が間近にいて驚かないはずがない 「……はあ…早く慣れなきゃ」 そうしなければ本当に心臓がどうにかしそうだ 「マスター…お体の具合でもすぐれないのですか?」 ある意味ね とゆうより心臓の具合が優れないですね、はい …こんなこと言ったら即、病院送りだろうけど…… 「…ううん大丈夫。顔洗ってくるね」 ごまかして私は顔を洗いに行った。 バシャバシャッ… ザー キュッ 「ふぅ…」 …………………………………… これから毎日こんな日が 続くのか… 嫌な訳ではない ただ心臓がもたないのだ 「…………よし着替えよう!」 思い切り照れ隠しの独り言 ……… 「さてと…朝ご飯食べに行こう」 着替えもすまして私は部屋を出ようとした カツン コロン… 「ん?」 なにかポケットから落ちた 私はそれを拾う みると先輩から昨日もらったパワーストーンだった
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!