守護者の力

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客観視してみるとやはりレイルの美しさは半端なものではなく そこにいるだけで周囲を圧倒させる雰囲気がある レイルの独特のオーラがすごく存在感抜群である シーーーン… そんなレイルを見てクラス中は静まり返っている ちらっと真由紀と凜奈の 様子を伺ってみる すると凜奈は心底驚いたようで声が出ない様子で顔を赤らめている そして真由紀を見ると 真由紀ですら目を見開き信じられないものでも見ているかのような表情でレイルをみている 真由紀でもレイルには かなり驚いたようだ 他のクラスメイトの反応は それぞれであるが皆、同じ所は必ず目を見開いているとこだ しばらくしてレイルは口を開き軽く…本当に軽く自己紹介をした 「……どうも…。 桐生レイと言います… どうぞよろしく…」 皆、静まり返ったままだ すると水城先生が口を開き 「みんな!すごい綺麗な男のコでビックリしたよね」 とニコニコしながら言う その笑顔に癒されながら話を聞く 「僕も最初どこかの国の王子様かと思っちゃった!」 「あれ?まさか絵本の中?みたいな感じだったよー♪」 先生の言葉に皆クスクス笑い出してようやくクラスが落ち着いた まさにレイルタイフーンと言うような状況から皆脱出していった そしてクラスの一人が 質問をする 「桐生くんだよね? もしかして羽月と知り合い? 今朝似たような人見かけたし苗字一緒だからどうなのかなーて思って」 私は少しびくつく …見られてたのか… そう思ってると水城先生が代わりに答えた 「あぁ、いとこなんだよね?二人とも」 「…はい」「はい」 二人同時に答えた そんなこんなで休み時間に入りレイルと…何故か私の周りに人が集まり 質問の嵐がきて無難に質問に答えていたら禁断の質問がきた 「ねぇねぇ羽月と桐生くん今日一緒に来たんだよね? ってことは家近いの?」 ……………きた 私が戸惑っていると他の子が言葉を続ける 「てか一緒に住んでたりして!」 痛い部分をつかれ回答に困るが正直に言うことにした 「あ…うん…一緒に住んでるよ…。レイくん色々あるんだ」 そう言うと皆興味津々の表情で今日一日質問責めを受け 真由紀と凜奈と話す暇もなく 放課後私はやつれていた
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