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親父が死んで遺書を探したが、遺書は見つからなかった
全財産を俺に託す、と書いてあったメモが一枚あっただけだ
そんなメモ書きでも遺書として通用するらしい
全財産といっても大したものではない。俺が高校卒業出来るくらいのものだった
そしてこれが本物の
魔王としての遺書、ということなのか
『お前には話していなかったが、父さんは魔王だ』
こんな雑な書き出しの遺書を俺は読み進めていった
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