そして魔王に…

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「我々は本来この世界にいるべきものではありません。 我々は魔物の中でもエルフといわれている存在です。 詳しい話はまた後日お話しさせていただきます。 とにかく我々が魔王様と呼ぶ存在は厳密に言えば、魔物を束ねる存在というより、エルフを束ねる存在ということになります。 魔物の本拠は地球ではなく、人間が天界と呼ぶ場所です。 我々はその中でもヴァルハラと呼ばれるところに住んでおりました…」 淡々と話すナッツ なんとなく状況が分かってきた この後のナッツの話を要約すると、 そのヴァルハラとやらが襲われて、 ヴァルハラにいた魔物のうち天使と呼ばれるヤツらは、天界の奥深くに逃げた。 そして魔王、つまり親父率いるエルフ軍団が下界、 つまり地球にやってきた、ってことか。 その後ナッツは、親父がこの地球で地位を得た経緯など延々語ったが、そんなのどうでもよかった 「…と、これが今我々がここにいる理由です」 長々とありがとうございました!! ナッツのこの長い演説のためか、俺は少し落ち着いてきていた しかしこのあとのナッツの台詞は、 再び俺を狂わせてくれた
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