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はは…
ここまで落ちぶれたか…
天使様が舞い降りてきちゃった…
親父…今行くよ
「魔王様!?お気を確かに!!」
声が聞こえた途端にハッとなり、再び頭痛が襲ってきた
クソ…
マジ痛い…
夢じゃない
この痛み…リアルだ
「魔王様、今薬を調合しているので。今しばらくお待ち下さい」
じゃあこの俺の視界の端にいる、控えめ働き者天使は何?
「ナッツ様!!出来ました」
天使…
一体じゃないっぽい…
「魔王様。お薬を…」
天使が目の前に現れ、俺に何か飲ませようとしている
「待て…」
呻くように言うと、天使は跪いた
オイ…
ずいぶん古風な天使だな
意を決し、周りを見渡す。
俺が見たのはまさに「魔物」の群れだった
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