Mission0:クレバー・キャッチ

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      『フェンリル』―――    2012年に創業した製薬会社。生物工学、生物化学に特化した穀物メジャー資本の一企業に過ぎなかったが、オラクル技術の研究成果により2050年代に一気に台頭する。    2052年にオラクル細胞由来の遺伝情報であるP73偏食因子、2055年にはP53偏食因子を発見。  様々な実験を行った末、ついに2056年神機の実用化に成功。同時に神機を扱うゴッドイーターの登用を始める。    最初期に使われていた神機はピストル型の神機であるが、アラガミを退けるどころか自らが細胞に捕喰される可能性が高い不完全なものだった。    それに対し、フェンリルの研究員であるペイラー・榊氏が独自に研究を進めていた、低強度のP53偏食因子が人体への影響が少なく神機の適合を実現。神機の実用化への道を開いた。      神機の開発、ゴッドイーターの登用と管理、アラガミからの対応策を講じるなど今やフェンリルは人類の盟主と呼んで差し支えない存在となっている。    現在は世界中の各支部を再編。世界中のアラガミの討伐を行う一方、各支部を中心に残された人類の生活圏の確保にも積極的に取り組んでいる。  
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