登場人物

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名 稗田 阿求   (ひえだ あきゅう) 二つ名 『幻想郷の記憶』 出生 里に住んでいる人間の少女。 妖怪辞典的存在の「幻想郷縁起」を編纂している。稗田家の当主で、年齢は10歳と少しらしい。 彼女は9代目の阿礼乙女(御阿礼の子)で、稗田阿礼が転生した人物である。一度見た物を忘れない能力を持つが、前世の記憶はあまりない。これは転生の際に記憶の大半を失ってしまうためである。 阿求として転生してからは、紅茶が好き。 稗田家は里の人間で最も多くの資料を持ち、知識も深い1000年以上続く由緒正しい人間の家系である。その膨大な蔵書にはあらゆる事柄が収められており、外の世界の資料なども少なくないとのこと。新聞に「人間の里で最も幻想郷の知識がある家系」と載せている。 御阿礼の子(みあれのこ) 『求聞史紀』で言及されている、稗田家に百数十年ごとに生まれる稗田阿礼が転生した人物の総称。阿礼自身は御阿礼の子には含まれない。人間が安全に暮らすために1200年以上前から「幻想郷縁起」を代々執筆している。女性なら「阿礼乙女」、男性なら「阿礼男」と呼ばれる。 稗田阿求は9代目の御阿礼の子にあたる。現在までの御阿礼の子は代々「稗田阿○」を名乗っており、○には世代数に対応した文字が当てられている。 以下に一代目から順に記す。ただし、阿一(あいち)と阿求を除いて読み仮名が振られておらず、読みは不明。 稗田 阿一 稗田 阿爾(爾:に=二) 稗田 阿未(未:み=三) 稗田 阿余(余:よ=四) 稗田 阿悟(悟:ご=五) 稗田 阿夢(夢:む=六) 稗田 阿七 稗田 阿弥(弥:や=八) 稗田 阿求(求:きゅう=九) これらは全て稗田阿礼(礼:れい=零)が転生したものである。阿礼は一度見た物や聴いた物を全て憶える能力(求聞持の能力)があったらしい。 歴代の御阿礼の子は阿礼の生まれ変わりであり、この能力を引き継いでいる。ただし、転生すると前世の記憶は「幻想郷縁起」に関するごく一部しか引き継がれない。 御阿礼の子は、原因は不明だが寿命が短く30歳まで生きることはできない。さらに、転生の術は死ぬ何年も前から準備が必要なため、まともな人間としての生活はほとんど送れない。また、生きているうちから閻魔に許しを乞わなければならない上、次の肉体を閻魔に用意してもらえる百余年の間は閻魔の元で働くことになる。image=353647888.jpg
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