先輩

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「そっそれは…」 「そんなん決まってるやん!!女の子の裸が見たいからやろ!?」 新城が割り込む。 「お前はな…」 「なんで俺だけやねん!?これじゃ俺だけ変態みたいやんけ!!」 新城は文句をたらたらと神藤先輩に言っていたが先輩はそれをスルーして僕に言った。 「君には、もっと深い訳があるように思える。違うかい?」 「僕は…」 東風の顔が浮かぶ。 しかし、僕はそのイメージを自らかき消した。 「おっ…思いを…思いを断ち切るためですっ!!!!!」 僕は叫んだ。 道行く通行人の視線が刺さる。だが、そんなの関係なかった。彼女への思いを断ち切る痛みに比べれば。
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