107人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめん…」
僕は他にもっといい言葉があるんじゃないか?などと思ったが頭で考えるより先に僕の心の奥から言葉が溢れ出していた。
「ごめん…本当にごめん…」
僕は深く頭を下げた。
「ごめん…ごめんな…」
「いいのよ…」
僕は顔を上げた。
そこには、夕陽の光を受けた東風の横顔がまるで映画の1シーンのように眩しく、輝いていた。
(綺麗だ…)
「中村君?」
「はっはい!!」
「誰にも言わない?」
彼女は少し恥ずかしそうに言った。
その様子が…あまりに……あまりに…
かわいかった。
最初のコメントを投稿しよう!