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「つまり、小さい時に離れ離れになった幼なじみの事が忘れられないんだ?」
僕は大きくMと書かれた看板とのっぽなピエロが目印であるファーストフード店の少々、苦味に欠けるコーヒーをテーブルに戻しながら言った。
「簡単に言えば、そう言うこと。」
東風はあつあつのポテトをほうばりながら最上級に幸せそうな顔をした。
(かっ…かわいすぎる…)
「そっそれで、はっ東風は本当にいいのかよ!?」
「何が?」
「だって、そいつの住所とか知らないんだろ!?会えるかどうかも分からないじゃないか!!」
しかし、東風は少し笑って答えた。
「会えるよ。」
「えっ…」
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