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「絶対に会えるよ!!」
東風は真っ直ぐ僕の瞳を見て力強く言った。
「だって、絶対に迎えに行くからって言ってくれたんだもの!!他人から見れば、馬鹿馬鹿しいかも知れないのは分かってるよ…でも、私は信じているの!!あの人を!!」
僕は何も、何一つ、言葉が出てこなかった。
空には星が輝き、僕はその下を一人家に向かい歩いていた。
東風はあの後、店内の注目を集めてしまい恥ずかしそうにしていた。
(やっぱり、かわいいよな…東風…)
携帯からメールの着信音が鳴った。
(東風からだ!!)
さっき、別れ際にメアドを交換したのだ。
僕は胸を高鳴らせ、メールを開いた。
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