先輩

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「流石は中やん…俺は信じてたぞ!!」 新城は涙目になりつつ抱きついてきた。 「うるせー!そして抱きつくな!!」 (信じているか…) 僕は新城を引き離しつつ思った。 「んっ?中やん、何神妙な顔してんねん!?さては、俺の事…」 「…いやそれはないだろ…」 「ハハハ~相変わらず、隆司は厳しいツッコミするな~。」 僕は携帯を見る。 現在、午前11時57分。 12時に黒澤駅の西口に集合だから、そろそろだな…。 「それでさ…神藤先輩ってどんな人だよ?」 「んっ?そうだな~まぁ俺と同じ位のイケメンだなぁ~。」 「ハイハイ…つまりは、そんなイケメンじゃないのね…」 「ちょっと、待てぃ!!」
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