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「…注意事項は以上だ!明日の自由行動で絶対に他校と喧嘩なんか起こすなよ!!では、旅館に向けて出発する。」
岡野の無駄に長い話がようやく終わりを迎え僕達は旅館に向かうバスに乗り込んだ。
「いや~いつもどう通り長い話だったな?」
僕は隣りの席の新城に少し声のトーンを落として話しかけた。
「…ぶっ潰す…」
新城は殺気立って、岡野に対する呪いの言葉を永遠と呟いていた。
「ハハハ…お前は本当に奴が嫌いなんだな~!?」
何故これほどまで新城が岡野を憎むのか。それには訳がある。
去年の事だ。
当時、新城はバスケ部の副キャプテンだった。
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