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その日、新城は当番で学校裏にあるゴミ捨て場に教室のゴミを捨てに行った。
僕達の学校の裏は森で常に薄暗く誰も好き好んで来る者はいなかった。
しかし、その日の学校裏には新城以外にも人がいた。
岡野だった。
「はいっ!!絶対に結果を出しますから…ええ…はいっ!!」
岡野の声を聞いた新城は不信に思って隠れつつ岡野に近づいた。
岡野は携帯で誰かと会話していた。
(何を話しているんだろう?)
新城は耳を澄ました。
そして、聞いてしまった。その言葉を…
「はいっ!!…では、認めて頂けますね?私が男バスの監督ということで。」
新城は驚愕した。岡野が新監督という話に。しかし、話はまだ終わらなかった。
「えっ!?選手達の気持ち?ハハハ~大丈夫ですよ!!なんてったって私の男バスなんですから!!」
新城は動いた。
もう止められなかった。
「くそったれぇぇぇぇぇーーー!!!!」
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