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「あ~うまかった。」
新城は最高に幸せそうな表情を浮かべ、空っぽになった鍋を見つつ更に笑みを浮かべた。
「いや~食ったな~。」
僕も空っぽになった鍋を見てなんとも言えない達成感に浸っていたがすぐに現実に戻り、桐生に聞いた。
「作戦開始まで後どれくらい?」
「…後10分32秒…」
「残り10分か…」
作戦開始時刻が迫ってきていて、もうそんな時間なのかと驚きつつ、僕はいよいよ緊張し始めた。
「いよいよだな。」
斎藤が呟いた。
「あぁ…」
「なにが~?」
コイツ(新城)は別らしい…
「んじゃ…行くかっ!!」
僕らは立ち上がった。
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