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ｶﾗﾝｶﾗﾝという入り口に取り付けられたﾍﾞﾙの音がして、見ると１人の女性の姿
「悠李」
「あ、亜紀さん」
その人は、ここ最近来てくれるようになった
近くの店の店員だと言っていたけど、何のお店かは聞いてない
「今日のご気分はいかがです？」
「もう最悪。嫌いな客から店に行くってメールもらっちゃってさぁ」
「あちゃぁ、じゃあ何か気分の晴れるものってことですね」
「その通り。あれ作ってよ、悠李スペシャル」
「かしこまりました」
会話からして、彼女の職業はある程度予測できる
けれど亜紀さんが何も言わないから俺も何も聞かない
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