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「そう、テニスは下手だからね。気分だけでも…ってオイ。」
直樹のよくやるノリ突っ込みだ。
言葉だけでなく、体も手も使って突っ込んできた。
友広たちは慣れているので反応することはなかった。
「いいなぁ、僕もラケット欲しい。」
「買えば?」
すでに着替え終わっている友喜がすかさず答えた。
「うちはお前んとこと違って貧乏なんですー。だからそう簡単に買えないんだよ。」
友広も急いで着替えて友喜に追いついた。
2人は部室に来たときと同じように少し離れたコートまで向かった。
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