苦手な人

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苦手な人

8月の夏ー ここ桜之祭学校…私、原崎 奏学校の生徒会委員長をしている内気な女の子。「早くこの書類を職員室に運んじゃわなきゃ」と廊下をはや歩きで行くと、「キャッ!」「……っ」と人とぶつかって倒れてしまい、「すっすみません!大丈夫ですか?」慌て起き上がるとー「うん、大丈夫だよ…君は?」と頭を抱えながら起き上がる男の子。「宮島君!」と大きな声で叫ぶとこちらに気づいたのか「あっ原崎さん。」と驚いた目でこちらを見ると私は慌て目をそらした。何故なら…私はこの人が苦手なのだ。(何もこんな時に会わなくたって…)彼の名前は宮島 真この学校のアイドル的存在!しかも、生徒会副委員長。「大丈夫?原崎さん」と心配そうな目で私の顔を覗き込む…「だっ大丈夫だよ!あっ私今から職員室に寄らないと行けないから」慌て下に散らばっている書類をかき集める。…別に悪い人じゃないんだけど。「俺も手伝うよ?」「ううん、いいの職員室は直ぐそこだし、じゃ急ぐから」と慌てこの場を立ち去るーそう私が彼に対して何故苦手なのか、それはー「優し過ぎるよ!」この学校の全女子にも優しくしてるのは知ってる!…でも私と会う度に優しく接していく彼が…苦手。
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