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「旦那さま?」 「何々、二人知り合い?あっ。さっき言ってた婚約者ってまさか?」 「先生、寝顔可愛いかった。」 忘れてた。 こいつら居たんだ。 面倒くせ。 「そうだよ!俺だよ!」 「いいなぁ。こんな可愛い先生と結婚できるんでしょ?」 「まぁ。親父の遺言で。みんなには内緒にして下さいよ。」 変な噂とかなると下手すりゃ退学になってしまう。 それは困る。 「でもさ、まだ籍は入れてないんだろ?ならさ、まだ可能性はあるわけだ。」 「何の?」 「俺らが先生の旦那になること。」 ちょっと冗談だよな。 唐突過ぎて吹き出しちまった。 「もう汚いよ。ほらお茶飲んで?」 「ありがとうございます。冗談ですよね?」 「え~。冗談じゃないって。本気だから、先生覚悟してね?」 「それは困るよ。旦那さまがいるのに。」 「でも、まだ結婚はしてないんですよね?なら問題ないですよ。」 なんかこれから面倒くさくなりそうな気がするのは気のせいじゃないみたいだ。 これから俺どうなるんだろ?
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