公衆電話

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あの日は お祝い事のため 親戚や家族が 実家に集まり アタシも呼ばれていたので 実家に弟と 車で行きました 久し振りにイトコや 姪や甥たちにも合い みんなかなり盛り上がっていました アタシは 姉と一緒に品出しや片付けに 追われていて なかなか 落ち着いて 座ってられなかったが 夜も遅くなり 次々に帰りはじめ やっと家族だけになり 片付けも終わり 色々語っていたのですが 弟が翌日仕事のため アタシ達は 帰る事になり 弟と2人車で帰り ました 帰りの途中 大きな病院があり その門の脇に公衆電話が あるのですが その公衆電話は 何度見てもなんとなく気味が悪く あの日も いやな感じだったんだけど そこを通るしかないので 通りました 少し手前から 電話ボックスの中に 誰かが いるのが見えて こんな時間に・・ と 思い半分 人がいる事に安心感があり 普通に通り過ぎようとしたとき あきらかに こっちを見る目線に つい見てしまった・・・・・・・・・ すると 電話ボックスの中にいた人が 通り過ぎる瞬間 ニヤリと笑みを浮かべ ゾッとした 次の瞬間 上半身だけの男の人が アタシ達の車の後方から すごい速さで 向かってくるんです ギャー‼‼ アタシは車を飛ばし カーブを抜けた所で 追ってくる姿は なくなりました 後日その話をしたところ 姉が 『あそこで車の正面衝突の事故があり 私の友達が 亡くなって その事故で姉の友達は車体がめちゃくちゃで 下半身切断状態で 即死だったようです 確認はしてませんが たぶんその人だったのかもしれません その人は 自分が亡くなった事をしらず まだ 浮遊していたのかも知れません
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