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あの日は 彼が残業のため いつもの駅より二駅前の彼の職場近くの駅で おり 彼を待ちました
が 彼は 仕事が長引き メールで 彼の自宅に行くように言われ タクシーに乗り
彼の自宅へ向かいました
乗ったタクシーの運転手さんは いわく附きの近道での おこる怪奇現象を知らず
近道を選び走りました 途中までは 何もなく たわいもない話しをして 楽しく乗っていましたが
廃墟旅館がある前を通りかかった所で
靄に包まれ
急にブレーキをかけ
『お客さん!前にいる人は お客さんのお連れさんですか?』
と 聞いてきたので 待ち合わせもなく しらいので いいえ!と返し 走りだそうとしましたが 前の女性がどけないので 走れ出せず 運転手さんが クラクションをならしたりで やっと走りはじめ
が・・・・・・
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