エピソードⅠ

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≪実技授業使い魔≫ 玄武に助けられた事件から数日は龍也達も雅輝と一緒に全ての授業に出ていた。 あの事件の前から篤人は元気がなかったが、今はその原因が分かっているから雅輝は寮に帰るまで篤人の側を離れないようにしている。 「ボク、こんなに遠くに出るの初めてー。アツ君は?」 「僕も初めてだよ。」 今日はパワースポットでの授業で、学園敷地内にある山を登っている。 と言っても雅輝は相変わらず龍也に抱えられている。 「皆いるかー?」 「「「「「はーい!」」」」」 「今日は、このパワースポットから現れるエネルギーの塊に形を与えて使い魔とする。」 殆どの奴は作れないと思うが、一応やってみろと何ともなげやりな言い方だが、使い魔を持っている物は少ないく、学園ではこの授業の先生くらいしかいない。 そして使い魔の一番の例えは主の守護聖獣である。
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