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先生と篤人が盛り上がっているのを他の生徒達は遠くから見て、何もできない落ちこぼれだと思っていた雅輝の事を少し見直した。
しかし初級魔法も使えない雅輝の使い魔は下級で何もできないだろうと興味は湧かないようだ。
「ミヤ、お疲れ。」
「あ、封印具…」
「青龍よ、まだ封印具はするな。主殿、朱雀を儂を呼んだように召喚して下され。」
「喋った!?」
龍也は雅輝から取り外した封印具を付けようとした時、龍也を猫のような白いフサフサの使い魔が静止した。
雅輝はこの使い魔が喋れるとは思ってなく驚いた。
「主殿、朱雀を…」
「龍ー使い魔って喋れるんだねーペットと会話できるって良いね♪」
「ペット!?主殿、儂はペットではないぞ!」
「ミヤ、コレはペットじゃない…が、ミヤがペットと言うならペットと言うことにするか。」
「せ、青龍まで!!?むむぅー主殿がそうおっしゃるなら、致し方ないのぅ…。しかし儂がペットとは…」
以前に雅輝は使い魔って何?と質問していたのだが、それに対して便利なペットと篤人が答えていたから、雅輝は使い魔=ペットと覚えてしまっていた。
一応ペット発言に訂正を入れた龍也だが、雅輝が言うならペットで良いと言い出した。
それに対して白いフサフサの使い魔は抗議をしたが、それ以外は否定しなかった。
皆主である雅輝には甘い。
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