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ユリ+ルク?
ルークinTOVの設定です。
凄く短いです。
「……………」
「……………」
「……………(ジー)」
「………あのさ、何なんだよユーリ……」
ルークは、ジーとこちらを凝視してくるユーリに問い掛けた。
「いや、何でもねぇよ。いいからそのまま前向いてろよ」
なんだよ、とルークは内心で愚痴りながらユーリの言う通りにする。
だが、やはり凝視されていては気が散る。
何かをしている訳でもないが、ただボーッと窓の外を見ているだけで見られているのも気恥ずかしい。
「ユーリ……俺の顔見てて面白いのか?」
ルークは堪えられなくなり、横で今だに自分の顔を凝視しているユーリに話し掛けた。
「楽しくは無いな」
「は?じゃあ何か用事でもあるからか?」
「………いや、テッドに言われたんだけどよ」
『ユーリとルーク兄ちゃんって名前似てるよな!!』
「は?名前が、か?」
似てるかなぁ、とブツブツ言いながらルーク、ユーリと名前を連呼している。
「まぁ、似てるかもしんねぇけどさ、それとジーと見てるの何か関係あんのか?」
んー、と唸る。
「いや、名前が似てるなら他にも似てる所があるのかな、と」
「他に似てる所……」
ルークも唸り出す。
「あ、身長は――」
「俺の方が高い」
「剣の強さとか――」
「俺に勝ったことあったか?」
「……幼なじみがいるとか?」
「普通はいるだろ」
「………………」
「………………」
(違う所ばっかじゃねぇか)
(でも、人は皆違うものだよな!)
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